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2008年にPS2で発売されて以降、ファンディスクやスピンオフ作品で世界観を広げている女性向け恋愛ADV「薄桜鬼」シリーズがPS4に登場。架空の幕末を舞台に、ふとしたことから新選組の一員となった少女の波乱に満ちた運命が描かれる。本作はPS Vitaで発売された「薄桜鬼 真改 風ノ章」及び「華ノ章」の本編と、主要人物のミニエピソードを収めたDLコンテンツ「付録」を1本のソフトにまとめた移植版。「真改」とは第一作目「薄桜鬼～新選組奇譚～」のリメイクを意味し、ファンディスクなどで追加された設定をもとにシナリオを加筆＆修正。さらに、新たな幕末の志士たちと伊庭八郎・相馬主計・坂本龍馬ら3人の攻略キャラクターを追加し、「薄桜鬼」の世界観を再構築。

ゲームはフルボイスで進行し、プレイヤーネームがデフォルトの場合は攻略キャラが名前を呼んでくれる。異形の力を宿す“羅刹”と化した攻略対象への対応によってイベントCGと物語が変化する「供血システム」や、一度クリアしたルートの再開場所や好感度などを自由に設定できる「行軍録」、好感度が上がったことをエフェクトで示す「愛キャッチ」システムを搭載。グラフィックも強化され、PS4 Proの4K解像度に対応。

物語は文久三年の京都からはじまる。主人公の雪村千鶴は、消息不明の父親を探しに訪れた京都である事件に遭遇し、新選組と出逢う。千鶴は新選組に身を寄せ隊士たちと絆を深めていくが、それは異形の者たちとの戦いと、幕末の動乱に身を投じることを意味していた…。